歯磨き後のうがいは何回が正解?
歯磨き後のうがい、皆さんは何回していますか?
歯磨き粉が全く残らないように10回程する人もいれば、
簡単に1~2回程する人もいる事と思います。
さて、歯科医も勧める本当の回数は何回なんでしょうか?
その前に歯の構造や現象についてお勉強していきましょう。
虫歯とは、虫歯菌が糖を食べて酸を作り、これが歯を溶かすことにより起こります。
これを「脱灰」といいます。
またお口の中では、脱灰した歯の成分が歯に戻る「再石灰化」と呼ばれる現象も起こります。
この「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しているのです。
フッ素を含む歯の成分は再石灰化を導き、いったん歯に戻ると次には脱灰しにくいため、歯の表面が強い成分に変わり、虫歯に強くなります。
つまり再石灰時にフッ素がお口の中にあることが重要となります。
食品や緑茶などにも微量のフッ素は含まれていますが、現在国内では
安全基準を満たしたフッ素入りの歯磨き粉が多く販売されています。
このような歯磨き粉を使用することにより、再石灰化を促してくれるわけですね。
しかし、歯みがきの後に何回もうがいをすると歯みがき剤に含まれるフッ化物が流れて薄くなってしまうのです。歯磨き後に汚れを吐き出した後の仕上げのうがいは、ごく少量の水で1回だけにして、しばらく飲食しないことにより再石灰化効果が高まると言われています。
◆結論◆
歯磨き後のうがいは、歯磨き粉の成分が残る程度の
1~2回が正解!
慣れるまでは、気持ち悪いかもしれませんが、
この習慣を続けることにより、きれいな歯を保つことが出来るかもしれませんね